G10について少々…。

G10には、通称アダプターリングなる物が付きます。
(キャノンメーカー名:コンバージョンレンズアダプター以下アダプターリングと省略)
普通のデジカメにレンズフィルター(メーカー推奨の有無あり)や
コンバージョンレンズなどは付きませんが、
G10やRICOH GX200などのコンパクトデジカメのフラッグシップ機には、
大抵オプションで取り付け出来るようになっています。
これを可能にすべく、取り付ける際に必要な部品がアダプターリングなのです。
↓キャノン コンバージョンレンズアダプター LA-DC58K G10用

メーカー純正品もあれば、数は少ないのですがLENSMATE社などの
海外製のアダプターリングも存在します。
ここでまた壁にぶつかりました。何が問題かというと、
メーカー純正品(キャノンG10用)のアダプターリングですが、取り付けると広角側(28㎜)で
ケラレが生じるのです。んじゃケラレって何?の話に移りますが、
ようは広角にすると円筒の端が広角過ぎて写真の四隅に黒い影として
写ってしまうことです。
キャノン的には、広角撮影する為やフィルターを取り付けする為のアダプターリングでは
なく望遠のコンバージョンレンズTC-DC58Dを取り付ける為のアダプターリングなので、
例え広角側で撮影したとしても、28㎜×1.4倍=39㎜程度で撮影されるので
撮影上ケラレる心配はないと説明している様です。
↓キャノンG10用テレコンバーター TC-DC58D 

次の問題に移りますが、G10にこのアダプターリングとレンズフィルターを取り付けて
ズームを最望遠(テレ側)にするとカメラ側のレンズ先端にレンズフィルターが
当たってしまうそうです。
つまり、最望遠側へズームしたレンズの長さに比べ、
取り付けしたアダプターリングの長さが短いということです。
最望遠ズーム時のレンズ長さ>レンズアダプターの長さ

最望遠でズームしたいのにレンズフィルターが邪魔(当たって)をして、
完全にズーム出来ていない可能性があるのです。
これは確実にカメラの故障に繋がると思います。
じゃぁそんなの付けなきゃいいじゃないかと突っ込まれそうですが、
実は、アダプターリングを付ける良さは他にもあるのです。
●アダプターリングを付ける事により、メーカーは推奨していないのですが、
 各種の汎用レンズフィルターで撮影出来るため撮影領域を広げられる。
●キャノン純正G10用テレコンバーター TC-DC58Dが取り付けられる。
●上記純製品以外の汎用品も取り付けることが出来る。
●レンズ保護や防塵に役立つ
などなど・・・。
色々考えた結果、レンズフード(レンズ前に付ける日除け)にフィルターを付けようと
考えてましたが、LENSMATE社のアダプターリングが発売されるまでは、
広角を犠牲にして純正のコンバージョンレンズを取り付けることにしようと
思います。

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かと思いましたが、やっぱり広角28mmを犠牲に出来ませんので、
一晩考えた末止めにしました。LENSMATE社のアダプターリングの発売を
待とうと思います。



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